「悪い神様は啓介みたいなかわいい子が大好きだから、危ないよ」
十五歳で記憶を失った菅原啓介は、自宅に幽閉されていた。啓介が二十を迎えた春、二人の兄によって恋人のように体と心を深く愛され、なにも不思議に思うことなく兄との関係は続いた。だがある日、庭から通じる地下室に消えて行く父の姿を見て、啓介も後を追う。地下室の階段を下りると、ガラスケースの棺に横たわる男性を発見した。まるで〈死んだような〉男性の世話を、医師の父が大事そうにするので、どうやら男性は父と深い関係があるようだ。
美形兄二人×平凡弟の和風現代ホラーものです!
- https://amzn.to/3neGmVR
- 佐治尚実
- 21/02/2023
- 602円
- 対象